前日は日本から13時間かけて深夜にバルセロナに降りたち、ホテルにつくなりすぐに就寝。慣れない長距離フライトのせいもあってか、体は疲れているものの朝5時頃に目が覚めてしまう。ヨーロッパにくるといつも時差ボケのせいで、夜10時就寝の朝5時起きという、日本での生活が考えられない超健康的な時間を過ごしてしまう。
朝5時に目が覚めると、何をしていいかもわからず手持ち無沙汰。テレビを付けても、スペイン語しか聞こえてこず、ものの5分で飽きてしまう。友人は朝8時にホテルに迎えにきてくれる予定なので、7時から始まる朝食まで寝ては起きてのうたた寝を繰り返していました。
朝8時過ぎに友人がホテル到着。散策開始です。
ホテルを出て、直ぐ道を曲がると、直線50mのところに世界遺産にも登録されているサン・パウ病院がありました。美術館のような建物をしていますが、名前の通り病院です。今では病院としては使われてはいませんが、そのつくりの見事さから、改修されて観光地として中は解放されています。昨夜はバスで目の前通ったはずですが、暗くて気づきませんでした。このサン・パウ病院はサクラダ・ファミリアに面して佇んでいます。
振り返ると、こんな感じで目の前に巨大なサクラダファミリアが見えます。
写真で見ると近い感じを受けますが、このサン・パウ病院からサクラダ・ファミリアまでは10分かかります。つまり、サクラダ・ファミリアはそれほど巨大であるというわけで、サクラダ・ファミリアは次の日一人で行動するときに訪れようと思います。
サン・パウ病院から歩いてそのままバルセロナの街を北に歩を進めます。
バルセロナの街は地中海に面した港町ですが、内地に向っていくと丘になっています。観光地、繁華街、ビジネスタウンは港付近ですが、丘の方に一般の住居が密集しています。
バルセロナの街を歩いて気づくのは、路上駐車がとにかく多いこと。大通りでも、小道でも、車が縦列駐車で敷き詰められています。それもそのはず、バルセロナの街はちょっとした丘陵地のような地形なので、基本的に土地が少なく駐車場に適した土地はありません。バルセロナ5年の友人に言わせれば、「バルセロナは土地代が高すぎて、どの店もホテルも駐車場なんて用意できない」とのこと。ところで、この縦列駐車、どうやって車を出すのでしょう?なんと、車を出すときは、前の車に当ててどかします。なので、サイドブレーキはかけてないそうです。出たいときは、前の車にクリープ速でぶつけて動かします。なので、車をよく見ると前と後ろのバンパーが凹んでる車をよく見かけます。欧州車はフレームが頑丈に作ってあるとよく聞くが、それは安全性を考慮してのことじゃない、当てて当てられるためだ、と思ってしまう。
歩くこと20分。バルセロナ市街地北部の観光名所でこちらも世界遺産・グエル公園に到着。
ガウディ建築一般に言えることですが、このグエル公園は公園そのものよりも公園内に設置されたベンチや小屋などの装飾の美しさが注目されての世界遺産登録となった場所。というのは、友人の言葉。
私の友人には非常な節約家(ケチともいう)であるため、入場料を払って園内には入らず、無料でグエル公園を一望できる外周コースを案内してくれました。
天気が悪くて非常に残念でしたが、きっと晴れた日には公園の至るところにちりばめられた装飾が輝きを放ち、世界遺産の名に恥じない美しい姿を見せてくれるのでしょう。
グエル公園を散策した後は、再び丘を下って市街地を目指します。
バルセロナは日本でちょっとしたブームになったイベリコ豚が有名な国です。街を歩いていると、至るところに肉屋見つけます。
写真はイベリコ豚の前足のハム。イベリコ豚はドングリの実を食べて育った豚をイベリコ豚と呼ぶらしい。前足1本で100ユーロ、12000円ほどですから、日本での価格と比較すると格安ですね。これは安い部類の方で、高級なものはベジョータとつけられたもので、純度が高く、これの3倍の値段はするらしいです。
と、ここであいにくの雨模様。しかも、かなりの土砂降り状態。なんでも、この時期のバルセロナで雨は珍しいらしく、傘を持ち歩く習慣のないスペイン人もびっくりの雨でした。こっちも雨具の用意はなかったので、喫茶店でビールを一杯いただいて、雨が止むのを待ちました。
ビールは欧州の国らしく安くこのサイズで1ユーロでした。スペインのビールはどれもさっぱりして飲みやすかったです。
午後からは旧市内地の散策をします。
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