2018年4月某日 茨城県ひたちなか・阿字ヶ浦でアイナメ・タケノコメバルを堤防で釣りあげる

4月某日。
桜も春の強風ですっかり散ったころ。久々の長雨で長年悩まされた花粉症が落ち着いた休日に釣りに行こうと出かけた。


この季節の釣り場の選定で個人的に重要なのは風速だ。風があり海面が波立っている方が魚の警戒心が薄れて釣れるという人もいる。しかし、風速6m/sも7m/sもある堤防ではエサが流されてしまい釣れるという印象がない。風速10m/s以上ともなると堤防になんて立っていられない。この経験から自分の中で釣り場の風速が5m/s以下の場所を選ぶというルールを定めている。というわけで、雨が本格的にあがった昼から釣り場を選定。最近良くいく茨城鹿島方面、千葉県銚子方面は風速15m/sと却下。後輩が勧めてくれた茨城県ひたちなかにある磯崎の方にいってみることにした。



午後2じ過ぎに磯崎漁港に到着。雨上がりだったこともあり、休日の釣りを楽しみしている同志たちの姿がチラホラ。この日は、フカセ釣りをしている人が多かったかな。話を聞いてみると、タイ系の魚を狙っているとのこと。時期的にはまだ早いそうだけど、釣って食べればそれはそれは美味。
僕たちはいつものイソメで五目釣り。とりあえず、いつものタイコリールにイソメをセットして、ヘチ釣りで様子を探る。風もなく波が漂わず、穏やかな海。潮も十分に満ちていて、なんだか釣れそうな予感がする。



by カエレバ
30分程歩きながら落としてみるも、食いつく様子はない。ヘチ釣りの方は夕暮れ時にもう一度狙うことにして、テトラ帯で根魚を狙ってみることに。




いつものタイコリールにブラクリ仕掛けをセットし直す。魚の食いつきが悪い時には、自分はいつも小さ目の針に変えてしまう。イソメも長すぎる場合には半分ぐらいに切ってしまう。今回使用したのは針2号のブラクリ仕掛けだ。

by カエレバ


この磯崎のテトラ帯だが、非常に根掛りが多い。テトラ攻めるなら、ブラクリ仕掛けがおススメ。以前にチヌ針と中通しのオモリで穴釣りした時には、根掛りばかりして竿を折ってしまい後悔したことがある。この日も4個入りのブラクリ仕掛けをすべて失くしてしまった。
ブラクリをセットしてテトラの間に落とす。すると、一回目の落としで竿が大きくしなる。なんだなんだとリールを巻いていくと・・・


立派な良サイズのメバル。サイズは30cmぐらい。メバルでもこの近辺でたまに釣れるタケノコメバルと呼ばれる魚種で、調理すればとても美味。メバル特有の縦の引き方で楽しませてくれました。
さっそくバケツに水を汲み、しっかりキープ。
湾でヘチ釣りをしていた後輩もテトラ帯に移動して、二人で穴釣り。日中はテトラ帯を徹底的に攻める。2時間ほど続けたが、小型のドンコが3匹ほど。食べれるサイズではないので、リリース。
夕方ぐらいになってくるのと潮が引いてきたので、ヘチに移動。干潮に近づくにつれて、テトラでもアタリがなくなってきた。この時間帯にもなると、フカセ釣りの人たちも帰宅しだして、釣り場は広々とする。
堤防からイソメを垂らしてもアタリはない。ちょこちょこ動きながら探ってみてもアタリがない。飽きてタバコを吹かしてたところ、竿が音を立てて大きく動くのが目に入る。これは大物の予感。急いで竿を持ち、フッキング。タイコリールを巻き上げるが、巻けど巻けどラインが出ていってしまう。リールに伝わる重さが半端ではない。数分の駆け引きで魚が弱ったせいか足元までなんとか寄せることに成功。だが、貧弱なタイコリールでは磯崎漁港の高い堤防を引き上げられない。結局、隣の人のタモを拝借して引き上げた。すくい上げてビックリ、体長40cmあるアイナメだった。



その場でナイフでしっかり神経締めして先ほどのメバルと一緒にお持ち帰り。今日はこれ以上はないだろうというこで退散。大物が釣れた日はとにかく気分がいい。余ったエサは夜釣りをしにきたグループにおすそ分け。
家に帰ってからはさっそく調理。40cmクラスのアイナメは刺身に。身はシコシコした歯ごたえで脂もしっかりのっていてごはんが進む。


刺身にしたときに余った粗の部分は粗炊きにして残さず食べる。

この日はアイナメ料理でお腹一杯だったので、メバルは翌日にまわすことに。
タケノコメバルも非常に美味で知られる魚だ。朝から夕飯が楽しみで仕事に身が入らない。結局、タケノコメバルは腸を取り除いて煮魚でいただいた。


非常にクセがなくさっぱりした味わいでとても美味。ただ失敗したのは、根魚を煮るのに水を入れてしまったこと。根魚を煮る時に水を入れると味をしっかり吸わなくなるそうだ。これだけ良い物が釣れたのにちょっと後悔。
今回の釣果は正直出来すぎだ。年に何回もこないだろう。ただこれからは釣りシーズンが到来。次回は根魚系でなくトップを泳ぐ回遊魚系の魚を狙ってみたい。

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