2017年タイ一人旅 チャオプラヤーエクスプレスで暁の寺へ

僕を乗せたスクート便は午後2時ごろに定刻通りドンムアン国際空港に到着。イミグレで中国人ツアー客とバッティングしてしまい時間を食ったものの、午後3時前には空港の外に出ることができた。

空港からはエアポートバスにBTSモーチット駅まで移動する。



エアポートバスといっても車両は日本の市バスで使われてあろう中古を払い下げた年季もの。エンジンをかければディーゼルエンジン特有の重苦しい音が社内に響きわたる。料金は一律30バーツ。運賃は係のおばちゃんが回収にくる。このA1バスは明日のカンチャナブリ行きの長距離バスが発着する北バスターミナルまで運行している。
バスに揺られること30分、BTSモーチット駅前に着く。バスを降りるとバイタク、トゥクトゥクの運ちゃんたちの猛攻に出会うがスルー。飛行機で機内サービスがなく小腹が空いていたので駅前の屋台で焼き鳥3本とコーラを購入。焼き鳥は日本でも同じみの甘辛のタレだが東南アジア風のスパイスが効いていてこの炎天下の下でも食欲を駆り立てられる。3本直ぐに完食。

BTSに乗りこみサパーンタクシン駅で下車。目指すのはワットアルン、別名「暁の寺」はタイ王宮からチャオプラヤー川を挟んだ反対側にそびえ立つ。昭和の文豪にして奇人・三島由紀夫の4部構成の小説豊穣の海の第3巻「暁の寺」とタイトルにもなってる寺だ。以前の訪タイの時、ツアーや貸切タクシーで行くのは簡単なのだろうけど自分の足で行くにはどうしたらいいんだろうと気になっていた。
サパーンタクシン駅を降りると目の前がチャオプラヤー川を上下に運行するチャオプラヤーエクスプレスの船着き場。船に乗って対岸のワットアルンまで移動できるようになっている。チャオプラヤーエクスプレスは市民の足ともなっているようで観光客と現地人の乗り場は分けられている。



船の上では乗務員の男性が拙い英語で停留する船着き場についてのアナウンス。正直、訛りが酷くて何言ってるんだかわからない。この日は6月にもなり東南アジアは雨季の季節。チャオプラヤー川は水かさが増しており、酷い濁流。暑い季節で水しぶきが涼しいのだが、正直浴びたくない。
バンコク中心部に沿って北上していった船は途中から対岸川沿いまで横断し、さらに北上する。船に揺られること20分でワットアルン前の船付き場に到着。
着いてみたらなんと改装中。17時で閉館らしく受付のあんちゃんもせかせかと片付け中。門の中に入らなくても、朝焼けではないけれど夕陽をバックにした暁の寺は荘厳の一言。
 この日はシーロム通りのホテルに投宿。夕飯はホテル近くの屋台で。

食べたのは大好きなカオマンカイ。蒸した鳥肉に鳥のだし汁で炊いたご飯の組み合わせだ。これで50バーツ≒160円。物価が上がったとはいえまだまだ安く楽しめる国だ。


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